オーストラリアにワーキングホリデーや留学をする際に必須になる保険。
数日入院でもしたなら数十万円~数百万円は軽く請求されるこの国で、無保険での渡航はあまりにも無謀です。
しかし、日本の海外保険に加入しようと検索してみると20万円程度の保険料がかかってしまいます。
1年という短い期間で病院にお世話になる確率が低い方にとって、20万円という大金はリスクヘッジとしては高すぎてためらってしまいますよね。
そこで今回はオーストラリアのワーホリ保険を年額4万円台でカバーする方法をご紹介していきたいと思います。
この記事を読めば差額の約16万円を節約できるので、しっかりと目を通してみてください。
- 海外保険を安く済ませるには?
- 自分に合った海外保険はどこだろう
- 日本語で対応してくれる会社が良いんだけど…
オーストラリアのワーホリ保険で最安はクレカ複数枚+Bupa
クレジットカード付帯の海外保険は加入手続きや保険代金を支払う必要がなく、そのお手軽さから多くの海外旅行客に利用されています。付帯条件は以下の2通りです。
- 自動付帯…カードを所持しているだけで保険が付帯
- 利用付帯…海外渡航費等をそのカードで決済することで海外保険が付帯
クレジットカードに付帯する海外保険では「補償額が足りない」とよく言われていますが、海外保険の補償額は複数のクレジットカードを発行しておけば、補償額を合算することが出来るため補償額が不足する可能性は極めて低いです。
初めの3カ月はクレジットカードの保険、残りの9カ月はBupaで組み合わせれば、1年間450ドル(月額50ドル×9カ月)で補償を付けられます。
オーストラリアのワーホリ保険にはBupa
オーストラリアの現地保険と言えばBupaが有名。
ワーキングホリデー用の保険プランを格安で提供しており補償内容も十分です。
Bupaのメリット
現地の保険を契約する最大のメリットとしてはコストパフォーマンスに優れること。
日本の海外保険とは違い、オーストラリアに渡った後からでも契約が出来るため、初期費用が大きく抑えられるというポイントも見逃せません。
日本の海外保険と比べて保険契約者の母数が大幅に多いため、1人当たりの保険料は少なく、料金の支払いが1週間毎~1か月単位で選択できることも大きなメリットです。
Bupaのデメリット
Bupaは医療保険なので、損害補償保険は付帯せず、お店で商品を壊してしまったなどといった場合には適用されません。
上記2社は現地の保険会社なので当然ではありますが、有事の際には英語で対応となります。
しかし、NATTIという通訳サービス(有料)を使えば電話で通訳をしてくれるため、言語に関してはあまり心配はいりません。
問題なのは一時的に医療費を全額負担することがあるというポイントです。
オーストラリアで専門医に診てもらう場合、専門医によって料金や請求先が異なります。
そのため、専門医によっては保険会社ではなく患者に請求をすることがあり、その場合は一度医療費を負担することになります。
もちろんその医療費に関しては、後ほど保険会社から補填されますが医療費が軽く数百ドル~数千ドルかかるオーストラリアでは一時的でも医療費の負担は脅威です。
現地の保険会社と契約をする際には万が一のことも検討し、家族と話し合いをしておくなどの対策が必要でしょう。
オーストラリアのワーホリ保険(バランス型)ならユニケア
ユニケア保険は主にワーキングホリデーでオーストラリア・ニュージーランドに長期滞在する方向けの保険を取り扱いしているニュージーランドの保険会社です。
クレジットカード保険(3ヵ月)+ユニケア保険(9カ月)で年間NZ$835.91。
ユニケア保険のメリット
ユニケア保険では指定されているクリニックがなく、最寄りの病院で対応してもらうことが出来るので、他の保険に比べ使い勝手が良いです。
また、日本語のホームページが用意されているため、英語が苦手な方でも補償内容をしっかり理解した上で、保険に入れるというメリットがあります。
Bupa・Medibankでは医療保険のみの補償でしたが、ユニケア保険では医療保険に加え、損害保険も補償対象になっているため、お店の商品を壊してしまったなどといったケースにも対応可能です。
これだけ手厚い補償がありながら、日本の海外保険と比べると半額近くで契約できます。
ユニケア保険のデメリット
ユニケアでは日本語のサイトから加入できますが、保険金の請求時には英語で対応する必要があるので少々面倒です。
とはいえ、有事の際に英語で対応する必要があるというデメリットは、Bupa・Medibankと同様に通訳サービスを利用すればいいだけなのであまり心配ありません。
ユニケアでは医療費を(※)自己負担をした後、ユニケアに請求することになるので、有事の際には多額の一時出費が発生します。
日本の海外保険に比べて半額以下で補償内容もかなり充実しているため、検討の余地は十分にあるでしょう。
(※)医療費があまりにも多額の場合は、ユニケアの同意のもと病院が直接ユニケアに請求することも可能
オーストラリアのワーホリ保険(安心型)なら日本の海外保険
海外の保険会社はちょっと・・・という方には、安心の日本の海外保険がおすすめ。
値は張りますが、有事の際にも安心していられるのでストレスフリーです。
日本の海外保険のメリット
日本の海外保険ではケガや病気はもちろん、死亡時の補償も手厚くサポートしています。
有事の際に、日本語で対応してくれるということはかなり安心出来るポイント。
また、最大のメリットはキャッシュレスで診察可能ということです。(会社により異なる)
海外の保険会社では医療費の立て替えが必要な場合がありますが、日本の海外保険では病院が直接保険会社に請求出来るため、病院でお金を支払う必要がありません。
日本の海外保険のデメリット
日本の海外保険の場合は海外へ渡航する前に契約を開始する必要があるため、クレジットカードとの合わせ技が使えません。
また、どうしても金額が大きくなってしまうため、初期費用が大きく上がってしまいます。
日本の海外保険に加入する場合は大体20万円前後が相場になります。
1年程度の海外生活で高額医療費を請求される確率は低く(0.004%程度)、400ドル~1000ドル程度で対応できる手段があるということを考えるとやはり、リスクヘッジとしては高すぎると言わざるを得ません。
しかし、有事の際には日本語で対応してもらえますし、何より病院でお金を払う必要がないということは非常に大きな強みでもあります。
初期費用に余裕がある方は、検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ:オーストラリアのワーホリ保険最安はクレカ+Bupa
今回はオーストラリアへワーキングホリデーに来る方に向けて、お勧めの保険会社をご紹介しました。
コスパ最強の方法は、クレジットカード複数枚+Bupaでしたね。
無保険でワーホリ生活という無謀なことだけはしないよう注意して、楽しいオーストラリアライフを送りましょう。