「海外送金にはWiseが良い」とよく聞くものの、使い方やメリットがいまいちよくわからない。
街や銀行、空港で現金を両替もしくはクレジットカードを使おうと思っていませんか?
そんなあなたは要注意。
海外での現金やクレジットカードによる支払いは、知らない内に高額な手数料と不利な為替レートを負担していることがほとんどです。
そこで今回はWiseのヘビーユーザーである筆者が国際送金・支払いの最適解の1つであるWise(旧TransferWise) 登録方法から使い方まで詳細に解説。
この記事を読めばなぜWiseを使うべきなのかがわかり、二度と他のサービスを使おうとは思わなくなります。
- Wiseってなに?
- これから海外に行く
- 海外での支払いを安く済ませたい
Wiseとは格安の国際送金・決済サービス
Wise(旧TransferWise)は、国際送金や海外での支払いを迅速に格安で行うための優れたサービス。
銀行の国際送金では数種類の割高な手数料がかかることに比べ、Wiseでは実際の為替レートと格安の為替手数料のみで海外へ送金が可能です。
一般的に銀行で行う国際送金ではSWIFTと呼ばれる仕組みを採用しており、このシステムでは特定の口座間の送金に数多くの銀行を中継するため時間がかかり、手数料も高くなってしまいます。
一方、Wiseでは世界各国にあるWiseの銀行口座を利用することで送金にかかる時間を大きく短縮し、手数料も抑えることが出来ます。
Wiseがおすすめな理由5選
Wiseの1番の魅力は迅速・格安な国際送金ですがそれだけではありません。
このサービスを利用することで様々な機能を使えるので紹介していきます。
主な内容は以下の通り。
- 隠れコストなしで明確な手数料の提示
- デビットカード・バーチャルカードが便利
- Apple Pay/Google Payに対応
- ATMで現地通貨引き出し
隠れコストなしで明確な手数料の提示
Wiseの大きな魅力の1つが「隠れコストがない」ということ。
隠れコストは、実際の為替レートに手数料をこっそり上乗せした独自のレートを使うことで発生します。
実際のレート | 独自のレート | 隠れコスト |
---|---|---|
1ドル/100円 | 1ドル/105円 | 1ドル/5円 |
国際送金や現地通貨への換金サービスでは、実際の為替レートではなく独自のレートでサービスの提供をしている場合が多いです。
この表の独自レートで10万円を換える場合、隠れコストは約5,000円。
もちろん為替手数料は別で請求されます。
一方Wiseでは、実際の為替レート+格安の手数料で国際送金が出来る仕組みになっています。
さらに手数料も明確に記載されているため、知らない内に損をすることがありません。
ほとんどの場合、海外送金にWise以外のサービスを利用するメリットはないと言って良いでしょう。
デビットカード・バーチャルカードが便利
Wiseのアカウント作成後、日本と海外の口座で送金が可能になりますが、Wiseのデビットカードを発行することでより便利にWiseを使うことが出来ます。
有料にはなりますが海外での決済を数回するだけで元が取れてしまう程度にはお得なので発行しておきましょう。
デビットカードとは、口座とリンクされたカードのことで、使用するとリアルタイムで口座から引き落としがされるため使いすぎる心配もありません。
Wiseではデビットカードを「実際のカード(有料)」「バーチャルカード(無料)」で発行しています。
料金 | ATM | 海外での支払い | カード | |
---|---|---|---|---|
実際のカード | 有料 | 〇 | 〇 | 有 |
バーチャルカード | 無料 | × | 〇 | 無 |
こちらの項目で解説しますが、このカードを使うことで海外での支払いがスムーズかつ格安にできるようになります。
Apple Pay/Google Payに対応
WiseのデビットカードはApple Pay/Google Pay(スマホ決済)に対応しているので、登録さえしておけば財布からカードを取り出す必要もありません。
特にオーストラリアではスマホ決済がとても普及しており、ほとんどのサービスがスマホ決済に対応しています。
免許証などもデジタルで持ち歩くことができるQLDではスマホ1台あればお財布いらずでどこにでも行けるので非常に便利ですね。
ATMで現地通貨引き出し
実際のカード(有料)が必要になりますが、月に2回までオーストラリアのATMから(※)手数料無料で現地通貨が引き出せるのも大きな魅力の1つです。(350豪ドル/月まで)
現地のATMから引き出せるため、渡航の前に両替する必要がなくなります。
空港や両替所で換金をすると高い手数料を支払うことになるため、カードの発行手数料の方が安く済みますよ。
(※)国によって引き出し限度額が異なるため、他の国で引き出す場合は注意が必要。
Wiseの手数料は本当に安いのか検証
実際に1,000ドル分を換えるために必要な金額を各種サービスで比較してみましょう。
当日のレートは「1ドル/98.6円」だったので手数料を考えなければ1,000ドル=98,600円になります。
結果はこの通り。
Wise | クレジットカード | 両替所 |
---|---|---|
99,353円 | 101,944円 | 109,370円 |
Wiseのデビットカード
海外でWiseのデビットカードを利用した場合、実際の為替レート+格安の手数料で支払いとなります。
1,000ドル×実際の為替レート(98.6円/ドル)+手数料=99,353円
98,600円との差額(手数料)は753円という結果になりました。
日本のクレジットカード
カードで外貨決済をした場合、利用金額×為替レート×所定の事務手数料という計算式で請求をされることになります。
今回は、VISAのクレジットカードで1,000ドル利用した場合を想定。
1,000ドル×VISAの為替レート(101.9円/ドル)×2.2%≒101,944円
Wiseとの差額は2,591円となりました。
実際の為替レート(98.6円/ドル)とズレがありますね。
いわゆる隠れコストと呼ばれる手数料です。
また、為替レートはカードを利用した日のレートではなく決済データが届いた時のレートを使うため、実際に請求される金額は不透明になります。
両替所
さらに最悪なのが空港や街にある店舗型の両替所です。
「No commission(手数料無料)」などと謳っていることも多いですが、実際にはめちゃくちゃ高い手数料を取られます。
非営利団体ではないのでどこかで儲ける必要があるので当然ですよね。
確かに、項目としての手数料は無料なのかもしれませんが実際のレートとかけ離れた金額で取引が行われます。
1,000ドル×両替所の為替レート(109.5円/ドル)=109,370円
Wiseとの差額は10,017円になります。
Wiseの登録手順と必要書類
- ステップ1Wiseの公式ページから会員登録
下のボタンをタップし、Wiseの公式ページから「手数料無料で海外送金する」をタップ。
- ステップ2アカウント情報の入力
アカウントの種類、居住している国、2段階認証、パスワードの順に進む。
- ステップ3アカウントにログイン
アカウントができたら再度アプリやWEBページからログインをします。
- ステップ4送金金額を入力
送金したい金額、もしくは受け取りしたい金額を入力。
受け取り側の金額をぴったりにしたい場合は、受取人の受取額の欄にその金額を入力すればいくら支払いをしたらいいか自動で計算してくれます。
- ステップ5個人情報の入力
住所などの情報を入力。
- ステップ6受取人の情報の入力
受け取り人の口座情報を入力。
- ステップ7入金方法の選択
全て入力が終わったら、Wiseにお金を送金します。
クレジットカード・デビットカードなどが利用できますが、銀行振り込みが1番お得に利用できます。
Wiseのアカウント作成に必要な書類
Wiseのアカウント作成時に必要になる書類は以下の通り。
マイナンバーカードを提出する場合は「顔写真付き身分証明書」「マイナンバーが確認出来る書類」どちらの役割を果たすので1枚用意するだけでOKです。
必要書類 | 詳細 |
顔写真付き身分証明書 | 運転免許証、マイナンバーカード、2020年2月以前に発行されたパスポートなど |
マイナンバーが確認出来る書類 | マイナンバーカード、通知カード、6カ月以内に発行されたマイナンバー記載の住民票 |
海外在住の方でも大丈夫です!
マイナンバーカード持ってきてない・・・と思った海外在住の方、安心してください。
既に日本を離れてしまっており、マイナンバーカードをお持ちでない場合、パスポートなどの「身分証明書」+「現在の海外住所が確認できる書類」で本人確認が可能。
マイナンバーカードは不要です。
「現在の海外住所が確認できる書類」は基本的に銀行のBank Statementが比較的手に入りやすいです。
まとめ:Wiseは海外に行く方の必須アプリ
最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事では海外に行く方全員におすすめしたいWiseを徹底解説してきました。
Wiseを使うことで以下のようなメリットがありましたね。
登録は5分もかかりませんので、後回しにせずに今やってしまいましょう。
Wiseを利用せずにクレジットカードや両替所を使っているとこれから先、何万円と損をし続けることになりますよ。
今5分だけ時間を使ってこれから先の損失をなくしたい方は下のボタンからWiseに登録!