オーストラリアで車を購入するのであれば、絶対に任意保険に加入するべきです。
事故を起こす確率は確かに低いですが、万が一の際には数百万単位の請求が来ることは普通にあり得ます。
せっかくオーストラリアライフを楽しみに来ている訳ですので、数百ドルを出し惜しんで今後の人生に大きな負担を残さないようにしましょう。
ところで、オーストラリアでは銀行やスーパーマーケットなどからも車の任意保険が販売されており、その数は膨大です。
他にもやることが山積みなのにどこの会社が安いかなどと調べるのは大変ですよね?
そこで今回は数ある保険会社からこの3社を選んでおけば間違いないという会社を厳選しましたので、特に時間のない方は参考にしてください。
- コスパの良い会社はどこ?
- 保険会社が多くて調べるのが面倒
- オーストラリアの自動車保険について知りたい
オーストラリアの自動車保険の種類
強制加入保険
CTP保険(Compulsory Third Party Insurance)は日本の自賠責(自動車損害賠償責任保険)にあたる保険です。
オーストラリアでも日本と同様に強制加入の保険があり、車両の新規登録、登録更新の際に加入することになります。
日本では最高400万円までの補償と制限がありますが、CTPでは限度額の設定はなく、個々のケースに応じて保険金が支払われます。
そのため、対人賠償責任についてはある程度安心することが出来ます。
任意加入保険
上記で触れた通り、オーストラリアでは対人に対する強制保険が厚いため、任意保険に入らないというワーキングホリデーメーカーが多いです。
しかし、給与水準が世界でもトップクラスに高いオーストラリアでは高級車もよく走っており、ぶつけた車によっては冗談なしで人生が詰んでしまうこともあり得ます。
せっかくオーストラリア生活を楽しみに来ている訳ですから、数百ドルを出し惜しんで数百万の賠償責任を負うといったことは避けたいものです。
Third Party Property
- 法的費用
- 相手の車および所有物
- 無保険運転者による損失
※保険会社により補償内容は異なります。
Third Party Propertyは対物賠償保険に当たる保険で、他人の車や所有物に損害を与えた場合に補償されます。
自分の車の損害については補償されませんが、最低限これだけ加入しておけば万が一の際に賠償責任を負って破産するということは回避できます。
どこの会社でも良いのでこの保険にだけは絶対に入ってください。
保険料も他の種類に比べると安い傾向があり、保険に加入する多くのワーキングホリデー、留学生が契約しているタイプの保険です。
Third Party Property, Fire and Theft
- Third Party Propertyに含まれる補償
- 盗難・火災
- 盗難時のレンタカー費用
- 盗難・火災にあった車の回収・レッカー・保管に掛かる費用
※保険会社により補償内容は異なります。
Third Party Property, Fire and Theftは上記のThird Party Propertyに火災・盗難保険が追加されたタイプの保険になります。
保険会社によってはThird Party Propertyのオプションとして扱われます。
火災・盗難保険は自身の車に対して保険が適用されますが、保険会社により限度額が設定されていたり、そもそもワーホリ・留学生が購入するような安い車であれば被害額も少ないですしコスパには優れていません。
Comprehensive Car Insurance
- Third Party Property, Fire and Theftに含まれる補償
- 鍵交換
- 緊急費用
- 衝突時に破損した車内の私物の補償
- 過失のない事故や盗難時のレンタカー代
※保険会社により補償内容は異なります。
Comprehensive Car Insuranceは上記のThird Party Property, Fire and Theftにさらに補償が追加された総合自動車保険。
料金は高くなりますが、何かあった時には安心です。
車両保険を利用する際にはExcess(免責金額)と呼ばれる自己負担金額を支払う必要があるので注意が必要。
加入時にExcessを高く設定していれば保険料金を安く、低くしていれば保険料が少し割高になります。
Comprehensive Car Insuranceではオプションとしてレンタカー、ロードサービスが選択出来ることが多く、どんな事があっても対応出来るようにしておきたい方にはおすすめです。
オーストラリアの自動車保険おすすめ会社3選
Budget Direct(コスパ優秀)
2023 年のベストバリュー自動車保険賞を受賞している会社。
他社よりも安く、さらに年齢制限を追加することでコストを下げることができます。
youi(補償内容充実)
2023 年の最優秀自動車保険賞を受賞している会社。
さらにこの会社はロードサービスが契約内容に入っている数少ない保険会社の 1 つです。
Qantas insurance(ポイント還元)
Budget Direct と同じ保険会社が引き受けているため、お手頃価格。
車を運転する限り自動車保険は必要なので、どうせならカンタスポイントを獲得できる保険に加入してもいいかもしれません。
オーストラリアの自動車保険の探し方
もっと多くの会社から比較・検討したい方にはcomparethemarketがおすすめです。
自分の車のナンバーや、誰が乗るかなどの情報を入力していくと複数の会社からの見積りが確認できます。
まだ車を持っていない場合でも見積りの概算は出してくれますが、車の状態などでも金額は変わるため正確性は高くありせん。
オーストラリアの自動車保険まとめ
今回はオーストラリアの自動車保険3選と保険の種類を解説しました。
車の保険料は年齢や運転歴、車の状態、保険会社などにより大きく変わるため、上記3社が全ての方にとって最適の選択肢というわけではありませんが最安クラスである可能性は高いです。
年間数百ドルの保険を出し惜しんで万が一、高級車にぶつけたら本当に笑えません。
安全運転を心がけることはもちろんですが、絶対に無保険で運転することが無いようにしましょう。