ワーキングホリデーや留学、海外赴任で海外へ。
日本の電話番号を解約しようか悩んでいませんか?
電話番号を解約して海外に行くと、帰国後に非常に面倒なことになるので出来ることなら電話番号はキープしたいですよね。
しかし、格安シムへの乗り換えをしたとしても月々1000円=年間で12000円程度はかかってしまいます。
そこで今回は年間440円で日本の電話番号を維持出来るpovo2.0と、その他のオプションを紹介していきます。
- 日本の電話番号を最安で維持したい
- 今使っているスマホを海外で使える?
- 海外で携帯を契約するまではどうする?
海外で日本の電話番号を最安で維持するなら povo2.0一択
2024年9月現在、ワーホリや留学・海外赴任などで1年以上海外で生活する際に日本の電話番号を最安で維持するにはpovo2.0が最も優れた選択肢です。
povo2.0は基本料金0円、使いたいときに使いたい分だけのデータを購入するスタイル。
データの購入をしなければ月々0円で回線を維持できますが、半年に1度以上はトッピング(最安220円)を購入する必要があるので注意してください。
購入したトッピングのうち最も遅い有効期限日の翌日(有料トッピングのご購入がない場合、povo2.0のSIMを有効化した日)から180日の間、有料トッピングのご購入がない場合、順次利用停止させていただきます
povo公式ページより引用
povo2.0を契約しておけば有料のトッピングを購入しても220円×2回=440円で1年間、電話番号を維持できます。
少し前までpovo2.0は海外利用に対応しておらずSMSの受信が出来ないなどの弱点があったため、「楽天モバイル」や「日本通信」「HISモバイル」などを選ぶ方もいましたが、現在では海外でのSMS受信も可能になりました。
海外でデータ通信を行うにはトッピングを購入する必要がありますが、SMSの受け取りは無料で手続きも不要です。
そのため、海外でSMS認証の受け取りができ、かつ、安く日本の電話番号を維持する方法としてはpovo2.0が最適解になっています。
海外で日本の電話番号を維持する他の方法
楽天モバイル
月々980円から海外での利用も出来る楽天モバイル。
以前は0GB~1GBの利用者は無料で使えて海外でのSMS受信も無料だったので、海外在住者にとっては楽天モバイルが最適解でした。
しかし、現在では0GB~3GB/980円というプランになっており1年間海外に滞在すると12,000円程度かかってしまいます。
povo2.0と比較すると少々お高く感じますが、楽天モバイルは今でも候補の1つとして検討する余地があります。
楽天モバイルは海外でも追加料金なし(980円)で2GBまで利用できるため、現地の携帯会社との契約をするまでの間Wi-Fiを探し回らずに済みます。
そもそも、空港やカフェなどの無料Wi-Fiは繋がらないことが多く、繋がっても通信速度が遅かったりセキュリティ面が脆弱だったりするため、Wi-Fiに接続しなくても利用できるのは大きなメリットです。
さらに「Rakuten Link」アプリを利用すれば、海外から日本の電話番号への通話も無料。
povo2.0への乗り換えは海外からオンラインで出来るため、海外に到着してから現地の携帯会社と契約するまでは楽天モバイルを使うのがとてもおすすめです。
日本通信 ・HISモバイル
月々300円程度で使える格安SIM。
オンラインから手続きをすると海外で音声通話とSMSを使えるようになります。
povo2.0が海外利用に対応する前は海外でSMS認証が受け取れて、楽天モバイルよりも安く電話番号を維持できるというポイントが人気でしたが、povo2.0が海外利用に対応したため現在は候補から外れてしまったという印象です。
一時休止サービス
大手キャリアをご利用の場合、一時休止サービス(名称はキャリアにより異なる)を利用できます。
長期間海外で暮らす方向けのサービスで、事務手数料3000円程度+月々400円程度(キャリアにより若干異なる)で電話番号を保管してくれるサービス。
一時休止中はSMSの受け取りや音声通話などは一切できず、帰国した際に利用再開の手続きが必要になります。
特に大きなメリットはないので大手キャリアを利用している方は早めに楽天モバイルかpovo2.0に乗り換えてしまった方が良いです。
日本の電話番号を維持する際の注意点
デュアルSIM・eSIMに対応しているか確認
日本の電話番号を維持する際には今使っているスマホが(※)デュアルSIM・eSIMに対応しているか確認しておきましょう。
デュアルSIM・eSIMに対応していればSIMカードをスマホに入れたまま電話番号を維持できるため、SIMカードの紛失のリスクもなく、海外でもSMSやデータの受信が可能です。
(※)1台のスマホに2枚のSIMカードを挿入し、通信の使い分けができる機能
iPhoneをご利用の場合、iPhoneXSシリーズ、iPhoneXR以降をご利用であればデュアルSIM・eSIMの利用が可能です。
アンドロイドをご利用の方は端末によりデュアルシムの利用可否が異なるため、デュアルSIM・eSIMに対応しているか確認をしておく必要があります。
SIMロックが解除されているか
ソフトバンクやau、docomoなど携帯会社からスマホを購入している場合は、SIMロックがかけられている場合があります。
SIMロックとはもともと盗難防止のために備えられた機能ですが、購入元以外のSIMを読み込むことができないようになっているため非常に不便です。
2021年10月1日以降に発売された携帯電話端末であればSIMロックは廃止されていますが、いざ使うときに利用できないというリスクを避けるために確認しておきましょう。
海外滞在中に日本の電話番号を維持するならeSIMがおすすめ
日本の通信会社はeSIMで契約しましょう。
海外でも eSIMに対応している会社はたくさんありますが、物理SIMのみ提供している会社も多いです。
iPhoneのようにデュアルSIMに対応していても物理SIMは1枚しか利用できない端末も多いので、日本の回線をeSIMで契していれば海外での回線はeSIM・物理SIMどちらでも対応できます。
海外で日本の電話番号のSMSを受信できないと不便
日本の電話番号は維持したいけどSMSを受信する必要があるのかと疑問に思われた方はいらっしゃいませんか?
SMSは2段階認証によく使われており、様々なサービスへのログインに必要になります。
iPhoneをご利用の多くの方は海外用に新しくApple IDを作成しますが、日本のApple Storeでインストールしたアプリは日本のApple Storeでアップデートが必要です。
つまり、海外用のApple Storeから日本のものにログインをし直すことになり、その際にはSMS認証が必要になります。
SMS認証が出来ないと当然日本のApple Storeへのログインができない為、最悪海外滞在中アプリが使えないということもあり得ます。
まとめ:海外で日本の電話番号を最安で維持するなら povo2.0で決まり
今回は海外滞在中に日本の電話番号を最安で維持する方法をご紹介しました。
2024年9月現在では、povo2.0が最有力候補で出国~現地の携帯会社を契約するまでは楽天モバイルもありという状況でしたね。
これから海外へ行く方、すでに来ている方にとっても現状は基本的にpovo2.0一択ですが、固定費の見直しは非常に重要ですので定期的に見直しするようにしましょう。